今月3月4日に、台湾での輸入検査にて「1歳からのかっぱえびせん」から基準値超えのカドミウムが検出されたと話題になっています。
1月に乳幼児向け煎餅のハイハインから、基準値を超えるカドミウムが検出されたばかり。
幼児向けのかっぱえびせんは安全なのでしょうか?
日本と台湾におけるカドミウム基準値についてもみていきながら、深掘りしていきたいと思います。
この記事でわかること
- 日本のカドミウムの基準値は?
- 台湾のカドミウム基準値は?
- 幼児向けかっぱえびせんは危険?
順番にみていきたいと思います。
1歳からのかっぱえびせんから基準値超えのカドミウムが検出

(出典:X)
今月4日、台湾の保健省(衛生福利部)は日本産の幼児向け煎餅や果物など6件において検査に不合格になったと発表。
今回対象となったのは、カルビーの「 1歳からのかっぱえびせん 」です。
検査に不合格となった商品19.2キロが廃棄されることに。
検出された基準値超えのカドミウムとは、どれくらいの規程を超えていたのでしょうか?
台湾の乳幼児菓子のカドミウム基準値は?

(出典:台湾衛生福利部)
0.006mgが基準値を超えたため、検査不合格となりました。
日本でのカドミウム上限はどれくらいなのでしょうか?

日本の乳幼児菓子のカドミウム基準値は?

食品を通じて一生涯摂取し続けても健康に悪影響が出ないカドミウムの摂取量(耐容摂取量)を1週間当たり体重1 kg当たり7 μg(μg:マイクログラムは1 gの百万分の1)と評価しました。(農林水産省)
と農林水産省は公表しています。
しかし、乳幼児と大人のカドミウム基準値は同じ数値になっています。
このようにみてみると、身体の小さな乳幼児が頻繁に体内に取り入れることを考えたときに、何かしらの影響が出るという可能性もあると考えられますね。
1歳からのかっぱえびせんは危険?

しかし、体型の差や体内に取り入れる頻度や量は個人差もあるため、一概に危険ではないとは判断できないような気もします。
栄養吸収率が高い乳幼児の身体を考えると、細心の注意を払っていくしか方法はないですよね。
1歳からのかっぱえびせんからカドミウムが検出まとめ
今回は、1歳からのかっぱえびせんから台湾の基準値を超えるカドミウムが検出された話題について深掘りしてきました。
まとめ
- 1歳からのかっぱえびせんで検出されたカドミウム量は0.046mg / kg
- 台湾の乳幼児向け副食品のカドミウム上限は0.040mg / kg。
- 日本の乳幼児向けカドミウム上限は米で0.4mg / kg
- 日本の乳幼児と大人のカドミウム基準値は同じ
台湾での乳幼児向け副食品のカドミウム基準値を大幅に超えたわけではありませんが、規定量を超えて不合格となったのは事実です。
設定基準の厳しい国と日本の設定基準は異なりますが、子供の体への影響を配慮できるのは親しかいません。
個人の判断にはなりますが、食の安全性について今一度見直してみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

